Begin編集長 光⽊ 拓也 × スタイリスト 鈴⽊ 肇

SPECIAL INTERVIEW VOL.1

スペシャル対談 第1弾

BRIEFING MADE IN USA styling

1998年の登場以来、BRIEFINGがこだわってきた「MADE IN USA」という価値。
今期、そのベーシックなスタイルに新たな解釈を加え、“耐久性のある機能美”を追求した新シリーズ「DELTA」がスタートしたことで、BRIEFINGは更なる一歩を踏み出した。
そこでいま一度、MADE IN USAコレクションの魅力について考えてみたい。“Mr.BRIEFING”とも称される『Begin』編集長の光木拓也と、スタイリストの鈴木肇を迎え、存分に語ってもらった。

PROFILE

光木 拓也Mitsuki Takuya

『Begin』編集長

1977年生まれ。2000年に株式会社ワールドフォトプレス入社。『モノ・マガジン』編集部を経て、2006年に株式会社世界文化社へ移籍。『Begin』編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンルにおいて国内外の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。

鈴木 肇Hajime Suzuki

スタイリスト

1976年生まれ。大学卒業後、大手アパレルメーカーを経て、2005年よりフリーランスのスタイリストとしてキャリアをスタート。ファッション誌『Begin』『MEN’S CLUB』『2nd』をはじめ、ブランドカタログや広告のスタイリングなどを中心に活躍。服はもちろん、時計や小物にも造詣が深い。

“スーツで持てるミリタリーバッグ”
この切り口が新鮮だった

鈴木 「光木さんって、BRIEFINGとの出会いはいつだったんですか?」

光木 「僕は2000年頃かな。確か、UNITED ARROWSの別注が出たときに知ったのが最初だったと思う。その後、BEAMS PLUSから3WAYブリーフバッグの別注が発売になって、それを雑誌で紹介したのが最初かな。3WAYだからっていって、誌面でも3回に分けて紹介した」

鈴木 「よく覚えてますね。ブランドのスタートが1998年ですから、そんな昔じゃないはずなんだけど、僕はだいぶ記憶が曖昧(笑)」

光木 「それだけ当時は鮮烈だったよ。タウンユースできるミリタリーっていうのが新しかった。でも、あの頃はアメリカのブランドだって思っている人も多かったんじゃないかな」

鈴木 「いまでもそういう人は多そうですよね。それだけアメリカものに馴染んでいたっていうか。僕はさっき言った通り記憶は曖昧なんだけど、BRIEFINGとの出会いは、まだスタイリストをはじめる前。当時は雑貨店のガラクタ貿易でも扱っていて、わかりやすいアメリカ雑貨が並んでるなかで、BRIEFINGのバッグは“ギアっぽくて格好いいな”っていうイメージでした。ちなみに思い入れのあるモデルって何ですか?」

光木 「『A4 LINER』かな。これは結構いろんなところで話しているんだけど、“スーツで持てるミリタリーバッグ”っていう切り口がとても新鮮だったから。当時はそういうものってなかったから。いまでも最強のオンオフ兼用バッグだと思うな」

鈴木「それこそ『Begin』でも何回も撮影しましたよね。アンコ(撮影時、荷物の代わりにバッグの中に入れる詰め物)を何度も入れたけど、その時に思ったのは、バッグとしてのオリジナリティがしっかりあるから、これを作った人はすごく苦労したんだろうなっていう(笑)。それくらい細部を見てもしっかり作り込んである」

光木「これは以前、アメリカの工場取材の際に教えてもらったことなんだけど、MADE IN USAコレクションのバッグでも、サンプルは日本で作っているんだって。それを見せてもらうと、日本製だからめちゃくちゃ綺麗に出来てるわけ。もちろんそれも悪いことではないけど、どこか無機質な感じがするんだよね。で、実際にアメリカで作られる製品は同じモデルでも不思議と味がある。そのとき、アメリカ製ってこういう事なんだなって、リアルに体感したよ。そういうMADE IN USAの魅力って、鈴木さんはどこから来ると思う?」

鈴木「自分たちにはないものを取り入れようっていう、日本人らしいミックスカルチャーかな。特に『Made in U.S.A catalog』とかを読んで育ったような僕らの世代は、個人差はあれど、アメリカ製っていう言葉にとにかく弱い。もう、MADE IN USAにオープンマインドなんですよ(笑)。洋服でもグッズでも、作りの丁寧さや精度の高さだけでいえば日本製の方が良いモノっていっぱいあるわけだけど、それでもアメリカ製に惹かれるのは、やっぱりそういうバックボーンが根本にあるからですよね」

“ミリタリズムが魅力的なのは、
BRIEFINGの着眼点が良いから”

鈴木「さっき話に出たモデル『A4 LINER』だけど、はじめて見たときはどんな印象でした?」

光木「普段使いを意識して『B4 LINER』をダウンサイジングしたのが『A4 LINER』ということで、すごく時代を捉えた進化だなと思った。というのも、当時はタブレット端末を持ち歩く人が増えたとか、いろんな時代の変化が起こっていた時期だったから。BRIEFINGはそういうところにも敏感なブランドだよね。特にそれを感じたのは、後に定番となった『NEO TRINITY LINER』っていう3WAYバッグ。時代に相応しい機能を持たせるっていう試行錯誤が感じられたし、ミリタリズムをタウンユースに落とし込んでいくBRIEFINGのコンセプトにもぴったりだったよね。だからこそ、すごく印象に残ってる」

鈴木「3WAYバッグは、確かにデザインも含めてうまく新しい機能として魅せていたっていう印象。あの頃からどんどんアイテムが増えて、ブランドも盛り上がっていきましたよね。売れてるアーティストがヒットを連発するみたいな。プレスルームにお邪魔する度にどんどんアイテム数が増えていってたのが懐かしいな。ちなみに、BRIEFINGのミリタリズムについてはどう捉えています?」

光木「ミリタリーを再解釈してアイテムを作るというのは、ファッションにおいてはメゾンのトップブランドでもやっている当たり前の手法。だけど、それをカバンでやったっていうのは、BRIEFINGのすごいところなんじゃないかな」

鈴木「そうですよね。もっと言えば、本来ミリタリーって日常生活においてはあまり必要とされないディテールだけど、なぜかそこに惹かれちゃうのはBRIEFINGの着眼点が良いからなんだと思うんですよ。光木さんの言う通り、手法としては他のブランドも実践していることではあるけど、ブランドごとに視点や解釈が違ってくるから、出来上がるモノも違うんだよね。たぶん、BRIEFINGとしては意識してやっていることじゃないと思うんだけど、結果的にそうなっているっていうことがある。これからも時代に合わせてミリタリズムも進化していくことを期待したい」

光木「これまでも『Begin』本誌でもたくさんやってきたけど、最後にバッグを含めた着こなしのコツってどんなこと?」

鈴木「例えば人気のあるブリーフタイプをカジュアルに合わせるんだったら、クリーンで清潔感のある格好を心がけるとしっくりきやすい、みたいなテクニックはありますよ。具体的に言えば、ジャケットは着ないまでも足下はレザーシューズを選ぶとか。でも、それよりもっと重要なのは、小物のテンションを揃えてあげるっていうこと。黒いカバンなら靴も黒、時計のベルトも黒っていう風に、少し気を遣ってみてほしい。街中でもコレが出来ていない残念なスタイリングってよく見かけるんですよ。実はファッションの基本の“き”みたいなところだけど、意外とそんな簡単なことでスーツはもちろん、カジュアルな服でも印象はぐっと変わりますよ」

RECOMMEND STYLING

BY STYLIST / HAJIME SUZUKI

スタイリスト鈴木肇さんにMADE IN USA COLLECTIONの各シリーズそれぞれにマッチするオススメのコーディネートをセレクト頂きました。今回はアメリカが本気で生み出す強靱で無骨感のある素材と、シーン問わずお使い頂けるデザインとの融合が魅力的なBRIEFING王道アイテムにオススメなコーディネートをご覧ください。

今回の特別対談は全3回に渡ってお届け。次回はMADE IN USA COLLECTIONから2020年春夏シーズンにデビューした「PROGRESSIVE(プログレッシブ)」シリーズについて光木編集長と鈴木さんに語って頂きました。お二人が考える「PROGRESSIVE」シリーズの魅力なポイントとは?3月22日(月)に公開予定ですので、お楽しみに!

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