Begin編集長 光⽊ 拓也 × スタイリスト 鈴⽊ 肇

SPECIAL INTERVIEW VOL.1

スペシャル対談 第1弾

BRIEFING MADE IN USA styling

1998年の登場以来、BRIEFINGがこだわり続けてきた「MADE IN USA」コレクション。
その最新作となるのが、2021年1月に発売されたばかりにも関わらず、即完売し、現在は再入荷待ちの状況となっている。
“耐久性のある機能美”を追求したというオールブラックのデザインは、過去の「BLACK LINE」を彷彿とさせる
ミニマルなもの。
Mr.BRIEFINGとも称されるBegin編集長の光木拓也と、スタイリストの鈴木肇を迎えた対談の第三回は、
この「DELTA」にフォーカス。ニューノーマル時代にもマッチしているという本作の出来映えに迫る。

PROFILE

光木 拓也Mitsuki Takuya

『Begin』編集長

1977年生まれ。2000年に株式会社ワールドフォトプレス入社。『モノ・マガジン』編集部を経て、2006年に株式会社世界文化社へ移籍。『Begin』編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンルにおいて国内外の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。

鈴木 肇Hajime Suzuki

スタイリスト

1976年生まれ。大学卒業後、大手アパレルメーカーを経て、2005年よりフリーランスのスタイリストとしてキャリアをスタート。ファッション誌『Begin』『MEN’S CLUB』『2nd』をはじめ、ブランドカタログや広告のスタイリングなどを中心に活躍。服はもちろん、時計や小物にも造詣が深い。

“多彩なシーンで使えるDELTAは
今の時代に合ったカバンだ”

鈴木 「このDELTAシリーズは、“BRIEFING USAの新たなスタンダードを作りたい”という考えから生まれたということですけど、実物を見て率直にどう感じました?」

光木 「初めて見たときは、“品のあるBRIEFING”だなって思いましたね。ON・OFFを問わず、どんなシーンにもマッチするようにデザインされているんだけど、どこかスペシャル感というか、良いものオーラもあるよね」

鈴木 「実を言うと、僕はモノは良くてもちょっと苦戦するんじゃないかなって思ったんですよ。というのは、今は何でもある時代だから、市場的にはカバンも飽和状態。もちろんBRIEFINGはそのなかでも唯一無二の立ち位置を確立してるけど、買う側から見ると大雑把なジャンルで括られてしまう可能性もある。だから、難しい戦いになるんじゃないかなと思ったんだけれども、蓋を開けてみたら完売するほど売れているっていう。その理由は何だったんでしょう?」

光木 「時代の流れっていうのは大きいと思うな。そもそもカバンって、極論を言ってしまえば無くてもいいもので、手ぶらでいるのがいちばんラク。でも、それでも何か買わなきゃっていうときに、やっぱり人は“これさえあれば”っていうものを選びたくなるんだよ。実際、最近は単価が高くてもそういうものが売れる傾向にある」

鈴木 「なるほど。確かにそれは感じるところがある」

光木 「何年か前に断捨離ブームってあったけど、コロナ禍になったことで余計にみんなが“無駄”に気付いて、より充足感のあるものを求めるようになってきているってことだと思う。だからこそ、モノに溢れていた東京の生活をやめて、移住を機になるべくモノを持たない生活に切り替える人が出てきたりしているわけで」

鈴木「なんか社会学者みたいなこというなぁ(笑)。でもそう考えると、やっぱりカバンは良いモノがひとつあればって思うのは自然なことですよね」

光木「そうそう。それでこのDELTAシリーズは、オールブラックのデザインだからONもOFFも使えるし、細部のパーツにも上質なものを使っているっていうところで、これまで以上に良いモノに仕上がってる。今みたいな時代にはぴったりなカバンだと思うよ」

“ワントーンコーデに取り入れれば
ファッションのこなしも一段アップ”

鈴木「僕は自分で何かを買うときは、見た目から感じる本物感や歴史的な背景とかがすごく気になるんですよ。前も言った通り『MADE IN USAが最高!』っていう世代で育ってるから、そこら辺に納得した上で、さらに人と被らないスペシャルなものが欲しい。そういう意味でも、DELTAには惹かれるところがあるんですよね」

光木「すごく分かるよ。詰まるところ“ときめき感”だよね、ワクワクさせられるというか。BRIEFINGってその辺りを絶妙にくすぐってくる。初めてブランドとして世の中に出てきた1998年頃から、ずっとそういうところがあった気がする。実際、これを愛用するとなると色んなシーンで持つことになるわけだけど、どんな風にファッションとリンクさせたら良いかな? やっぱりワントーンとか?」

鈴木「ワントーンはひとつ正解ですよね。本来、黒でファッションをまとめるとストイックに見えがちというか、変にモード感が強くなってしまうことってあるんですよ。でも、DELTAシリーズは光木さんが言ったように品があるから、そういう感じにならないっていうのが良いところ。誰でも簡単にチャレンジできると思います」

光木「色モノってアクセントにもなるけど、上手く合わせないと悪目立ちしちゃうから、やっぱりカバンがオールブラックだと安心だよね」

鈴木「そうですね。もっとファッション視点の話をすると、カバンまでワントーンでまとめておくと、靴とかの小物で遊ぶのが楽しくなるんですよね。足下に白いスニーカーを履くだけでこなれた抜け感が演出できるし、赤い靴を持ってくれば個性的なお洒落感も出せる。ファッションのこなしのレベルがひとつ上がるので、次のステップにトライしやすいです」

“長年関わってきたからこそ確信する
「使ったら裏切らない」”

鈴木「さっき“ときめき”とか“ワクワク”というワードが光木さんから出ましたけど、個人的にBRIEFINGに期待するのは、まさにそういうところ。おもしろいものって既存の枠からはみ出してこそ生まれると思っているので、ブランドとしていろんな制約はあると思うけど、僕としてはもっと大胆にはみ出したプロダクトも見てみたい。光木さんはその辺りどうですか?」

光木「BRIEFINGは『Begin』の誌面で幾度となく紹介してきたし、自分でもずっと使い続けているけど、だからこそ感じるのは、年々ブランドとして正しく広がってきているっていうこと。従来までのBRIEFINGの良さをちゃんと継承しながら、今回のDELTAシリーズのように新しいものも作ってる。このバランス感覚は流石だと思うから、そこは変わらずにいてほしいっていうのはあるかな」

鈴木「BRIEFINGの取材もたくさんしてきて、作り手の想いにも生で触れている光木さんが言うと説得力ありますね。じゃあ最後に聞きます。そんな光木さんから見たBRIEFINGの魅力って?」

光木「“使ったら裏切らない”。これに尽きると思うんだよね。僕がBRIEFINGと出会ったのは20代の頃だったけど、40代になった今でも持ちたくなるブランドでいてくれている。これって純粋にすごいことだよ。今後も期待に応え続けてくれると信じてます!」

RECOMMEND STYLING

BY STYLIST / HAJIME SUZUKI

全3回にわたりお届けしてきたBegin光木編集長とスタイリスト鈴木肇さんとの特別対談。最終回は、2021年1月にローンチしたDELTAシリーズにマッチする、オススメのモノトーンコーディネートを組んで頂きました。オールブラックでシックに仕上げたアイテムは、コーディネートの邪魔をすることなく、オンオフ問わずお使い頂けます。