OCEANS編集長 江部寿貴が語るオールブラックの「DELTA(デルタ)」が持つ削ぎ落とした格好良さ

年を重ねると、シンプルなプロダクトに心地良さを感じるようになる。OCEANS 編集長・江部寿貴もそうだ。「ライフスタイルに寄り添ってくれるようなバッグ」と彼が語るのはBRIEFING MADE IN USAコレクションの新シリーズ「DELTA」である。その魅力と、大人の男にとっての “MADE IN USA”の価値とは?

OCEANS編集長

江部 寿貴

Toshiki Ebe

1977年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、世界文化社に入社。「Men's Ex」「Begin」編集部を経て、2006年「OCEANS」創刊に参画。2019年6月より現職。休日はサーフィンと四十の手習いで始めたスノーボードを楽しみ、OCEANSが掲げる“FUN LIFE”を自ら実践する。

“作り手の自信”が現れた、
敢えて削ぎ落としたデザイン

創業から20年以上、真摯にミリタリズムを追求するBRIEFINGは、いつしかメンズバッグブランドの“定番”と呼ばれるまでに成長を遂げた。江部は、ブランドに対する印象を唯一無二の存在だと話す。

「ギアとしてのタフさを持ちながら、デザインは都会的。どちらかの条件を満たすプロダクトはいくらでもありますが、その両方を併せ持つとなると、BRIEFINGのほかには見当たらない。コンペティターが存在しないブランドだと思います」

そんなBRIEFINGが、新たなアイテムとしてローンチしたのが、「DELTA」シリーズだ。ブランドのアイコンであるウェビングテープへの赤いステッチ「レッドライン」を外装から排し、タグや、DELTAシリーズを象徴する三角形のアクセントもオールブラックに徹した新作である。

「ブランドロゴを前面に出すような、インスタ映えを意識したアプローチとは逆の発想のプロダクトですよね。黒一色にして、アイコニックなディテールも削ぎ落としているのに、むしろ存在感が増している。これには、作り手の自信が現れているように思えます。ロゴを強調せずともモノとして価値があるから、それだけで勝負ができる、というメッセージを感じますね」

削ぎ落としたからこそ、機能美を追い求めるラゲッジブランドとしての本質が見えやすくもなった。

「ソリッドに仕上げている一方で、タフな素材感などで武骨な部分は残しているので、BRIEFINGのバッグであることはすぐにわかる。多くを語らずとも、プロダクトの魅力をしっかり届けられるのが凄い」

コロナ禍で生活様式が大きく変化した今、バッグに対する価値観も変わりつつある。そんな新しいライフスタイルにもDELTAシリーズはふさわしい。

「リモートワークがスタートして、荷物が格段に増えたと思います。できるだけ手ぶらで身軽に移動するのが理想でしたが、ノートパソコンを持ち歩くようになったら、さすがにそうは言っていられません。バッグが生活に欠かせないからこそ、以前より“使いやすさ”を求めるようになりました。例えばこのバックパックは、たっぷりな収納力を誇りつつ、背面側に16インチのノートパソコンがすっぽり入るスペースもある。仕事で使うことを考えると、ありがたいですね」

使いやすさを極めたプロダクトの活躍の場は、街中だけにとどまらない。

「DELTAシリーズは、ON・OFF問わず、どんなフィールドでもシームレスに活躍する。車で例えるなら、洗練されたSUVに通ずる魅力を感じますね。僕は、普段からあまりバッグを使い分ける習慣がないので、服装や出かける場所を選ばないというのも、バッグの使いやすさを測るうえで重要です。デザインが都会的だから仕事に使えるのはもちろん、タフな魅力も併せ持つから、サーフィンやスノボなどにも遠慮なく持っていける。僕のライフスタイルにシームレスに寄り添ってくれる存在です」 

大人にとっての
“MADE IN USA”
という価値

創業以来、一部生産ラインで頑なに“MADE IN USA”を貫き通すBRIEFING。DELTAシリーズもそれを受け継いでいる。

「『アメリカ製だから凄い』という時代ではないし、コストや生産効率を考えれば少なからずデメリットがあるんでしょうけど、それでも実直に“MADE IN USA”で作り続けていることに“ロマン”を感じますね。特に僕らの世代は、若い頃からの刷り込みもあって、アメリカ製という響きにとにかく弱い(笑)。バッグの内側に配されている星条旗のタグを見るだけで、思わずテンションがアガる人も多いんじゃないですか?例えばサーフボードもそうですが、アメリカ製のプロダクトは年々減り続けています。そんな中でも、“MADE IN USA”にこだわり続ける姿勢が素晴らしいと思います」

BRIEFINGの“MADE IN USA”の製品は、アメリカの軍需バッグ工場に生産ラインを持つ。

「命を守るためのギアを作るファクトリーを選んでいることは、ブランドそのものの信頼に繋がっているのだと思います。ダイバーズウォッチにしても、スポーツカーにしても、日常生活においてはオーバースペックに違いありませんが、あえて街で使いこなすのが格好いい。それはBRIEFINGのバッグにも同じことが言えます」
非効率なことに時間をかけることが間違いとは限らない。それを雄弁に語りかけてくれるBRIEFINGのバッグには、限りないロマンが溢れている。

「DELTA」シリーズの注目モデル

BRIEFINGの新たなスタンダードモデルという位置付けで誕生したDELTAシリーズ。オールブラックでまとめたソリッドな表情のコレクションは、幅広いライフスタイルに対応してくれる。

[左]小旅行や出張、ジム通いにも活躍するボストンバッグ。開口部はファスナーをカーブさせてつけることで大きく開くようになっており、荷物の出し入れがしやすくなっている。「DELTA POLYGON M」W38.5×H24.5×D21.5cm¥55,000 (税込)

[中]パックパックは容量約35Lで、1泊2日の小旅行であればこれひとつで十分だ。体にフィットするショルダーストラップが、肩への負担を和らげてくれる。「DELTA ALPHA PACK L」W40×H47×D18cm¥57,200 (税込)

[右]使い勝手を重視し、開口部を大きく設計したトートバッグ。6箇所にポケットが付いているためスマホや財布類を分けて収納でき、バッグの中を整理しやすいのも魅力。「DELTA MASTER TOTE」W40×H27×D9.5cm¥55,000 (税込)

[左]フロントポケットのファスナーを斜めに配すことで、斜め掛けしたままでも荷物が取り出しやすいショルダーバッグ。薄型で体へのフィット感も高い。「DELTA SLASHER S」
W30×H22×D8cm¥31,900 (税込)

[右]ON・OFF兼用目線で選ぶなら、背面にハンドルがあり、手持ちスタイルも楽しめるショルダーバッグを。フロントポケットにマチが付いており、バッテリー類をたっぷり収納できる。「DELTA SLASHER M」W35×H26×D11cm¥42,900 (税込)

DELTAシリーズ 商品一覧

Text by 戸叶庸之 / Photographs by 山本大

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